📋 目次
1. シーバー病って、そもそも何?
「かかとが痛い」と子どもが言い出したとき、私たち柔道整復師が最初に疑うのがシーバー病(踵骨骨端症)です。
小学校3年生〜中学1年生くらいで、スポーツをよくやる子に多く見られます。成長期の子どものかかとの骨はまだ完全に出来上がっておらず、アキレス腱がくっついている部分の軟骨が繰り返し引っ張られることで炎症が起きてしまいます。
走る、ジャンプの動作(サッカー、野球、バスケ、バレーボール、陸上、空手など)スポーツが大好きな頑張り屋なお子さんほどなりやすいと言われています。
2. 「安静にしているのに治らない」のはなぜ?
「先生に言われた通り、2週間休ませているのにまだ痛がってる」
このようなご相談、当院にも本当によく寄せられます。
安静にすれば炎症は少し落ち着きます。でも、痛みの根本になっている原因が残ったままだと、復帰した途端にまた痛くなってしまう。これが「なかなか治らない」の正体です。(レギュラー争いや、大切な試合や大会前、練習がしたくてもできないストレスがありますから、気持ちは分かります。)
原因のひとつはふくらはぎの筋肉の硬さです。ふくらはぎがカチカチに固まっていると、アキレス腱がいつも張った状態になり、かかとの骨をずっと引っ張り続けます。休んでいる間も、骨への負担はゼロにはなりません。踵をつけたまましゃがめない子は要注意です。
もうひとつは身体の使い方のクセです。走り方や着地のしかた、足首の動き方(こういったクセが残ったまま復帰すると、同じ部分に同じ負担がかかってしまいます。)
3. なかなか治らない子に多い、3つの共通点
シーバー病のお子さんを診ていて気づいたことがあります。なかなか回復しない子には、こんな共通点が見られることが多いです。
① ふくらはぎ・足首がとにかく硬い
成長スピードに筋肉の柔軟性が追いついていないことがよくあります。骨がぐんと伸びても、筋肉はなかなかついていけません。
② インソール(中敷き)だけで対処している
中敷きはかかとへの衝撃を和らげるという意味では大切です。でも、それだけでは筋肉の硬さや動き方のクセは変わりません。
③ 「痛くなくなったから大丈夫」と早めに復帰している
痛みが消えることと、しっかり回復することは少し違います。炎症が静まっただけで硬さや負担のかかりやすい状態が残っていると、すぐに再発してしまいます。
4. 病院でもらった中敷きだけで大丈夫?
整形外科での診断・レントゲン確認はとても大切です。骨折や他の疾患を除外するためにも、まずは病院で診てもらうことをおすすめしています。
ただ、「安静にして中敷きを使えばそのうち治る」という対応だけだと、回復に時間がかかったり、繰り返したりすることがあります。
インソールはあくまで「守る道具」。並行して、硬くなった筋肉をほぐすこと・身体の使い方を整えることに取り組むことで、回復がぐっと早まることがあります。
5. 陽だまり整骨院でできること
当院では、シーバー病のお子さんに対して複数のアプローチを組み合わせています。
手技による施術
アキレス腱やふくらはぎの筋膜を丁寧にゆるめ、かかとへの引っ張りを軽減します。お子さんでも痛くない、優しい施術です。
拡散型衝撃波
体外から音波の振動を患部に届ける機器です。傷ついた組織の回復を促し、慢性化した痛みにも働きかけます。針を刺したり切ったりしない、お子さんにも安心して受けていただける施術です。
ライズトロン(高周波温熱療法)
身体の深部まで温める機器で、血流を促しながら筋肉や組織の緊張をほぐします。ふくらはぎやかかとまわりの硬さが強いお子さんに特に効果を感じていただけることが多いです。
微弱電流療法
ごく弱い電流を患部に流すことで、細胞レベルでの組織修復をサポートします。痛みをほとんど感じない施術で、炎症が強い時期でも使いやすいのが特徴です。
足首・股関節のバランス調整
足首の硬さや股関節のアンバランスはかかとへの負担につながります。全身の動きを見ながら整えていきます。
動作のチェックとアドバイス
走り方・着地のクセなど、再発しやすいパターンを親御さんと一緒に確認します。「どうすれば同じ場所を痛めにくくなるか」を、わかりやすくお伝えします。
6. お家でできるケアのポイント
施術の合間、ご自宅でできることもお伝えします。
ふくらはぎのストレッチ(1日2〜3回)
壁に手をついて、ひざを伸ばしたままかかとを床につけてゆっくり伸ばします。痛みが出ない範囲で、じわっと20〜30秒キープ。
アイシング(練習後)
練習や試合のあとはかかとを10〜15分冷やしましょう。氷をタオルに包んで当てるだけで十分です。
靴の見直し
かかとのクッションが薄くなっている靴、サイズが合っていない靴は要注意です。スポーツをするときは、かかとをしっかり支えてくれる靴を選んでください。
7. 「いつ運動に戻れるの?」という不安に答えます
「いつまでサッカー休まないといけないの?」と涙目で聞いてくるわが子を見て、胸が痛くなる親御さんも多いのではないでしょうか。
回復のペースはお子さんによって違いますが、目安としては痛みなく日常生活が送れて、走っても痛みが出ない状態になってから、少しずつ復帰を考えるタイミングです。
「痛みが出なくなった翌日からフル復帰」は再発リスクが高いため、段階的に戻していくことをおすすめしています。
また、「完全に治してからでないと練習に出られない」と思い込まなくていいケースもあります。復帰のタイミングやペースについてもご相談ください。
8. 陽だまり整骨院からひとこと
シーバー病は、適切なケアを続けることで回復への道が開けてきます。
ただ「待っているだけ」では時間がかかってしまうことも多く、その間お子さんが好きなスポーツを我慢し続けるのは、本人にとっても親御さんにとってもつらいことです。
「何ヶ月も治らない」「病院では異常なしと言われたのに痛がっている」そんなお悩みをお持ちの方、ぜひ一度ご相談ください。
何が原因でなかなか回復しないのかを丁寧に確認した上で、お子さんに合ったケアをご提案します。わが子が笑顔でグラウンドに戻れる日を、一緒に目指しましょう。
陽だまり整骨院(名古屋市昭和区檀溪通)
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